二十、マーケッティング部門はどんな職場?

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マーケティング部門は会社の強みを生かして、製品の開発・販売やサービスを方向づけるのが役割です。役割上、研究開発部門、営業部門、広告宣伝との連携も密に取られる部門です。

(1)市場戦略
一般に規模の大小を問わず会社には必ず強みがあります。その強みで現在まで、経営が成り立ってきていると言っても良いくらいです。
強みは技術力、製造能力、サービス、市場分野などその企業が重点的に培ってきたカテゴリーであり、企業イメージや顧客の信頼とも深く関連します。市場に投入する製品やサービスの開発戦略を決めるのは、その強みを生かすのが最も効果的といえます。
市場は絶え間なく変化しているので、強みを背景に、様々な調査.分析を行うなど、今後の市場や技術動向を方向づけるべきものとなります。
戦略を立てる上で、強みをベースにマーケティング・ミックスとプロダクト・ミックスと言う考え方が広く用いられているので以下に紹介しておきます。

(2)マーケティング・ミックス
製品やサービスの市場は、大変に広いのは言うまでもありません。大きな企業では、日本に限らず世界市場に目を向けることも当然です。できるだけ広く多くの市場へ販売するのが理想です。
しかし、そのための資金、マンパワーや情報収集能力も限られているので、あまり多くの市場をターゲットにするわけにもいかないのが現実です。それに、年齢や地域によって製品への関心が異なるのが実態です。効率よく製品やサービスを提供するには市場を絞ることが必要です。つまり、地域、年齢、性別、人種、言語、宗教などが考慮されるべき切り口です。
例えば、若い人向けには様々なケースの色から選べる、高齢者向けには表示を大きめにする、母の日のギフト用には花柄を入れようと言うような戦略です。こうした考えはマーケティング・ミックスと言われます。
マーケティングは4P(Product ,Price ,Place ,Promotion )と言う切り口を用いた考え方も広く用いられています。どのような製品をいくらでどの市場に向けてどのような方法で販売していくかということです。マーケティング・ミックスの1つの概念であり、4Pという切り口と市場絞込みとのバランスで多くの戦略が立てられます。

価格戦略もマーケティング戦略の一部です。市場販売価格は原価をベースに算定し、決定する方法もありますが、競争が厳しい現在では市場要求価格から設定するケースも多くなっています。市場に受け入れられ、製造者が適正利益が得られる価格戦略を採用する必要があります。このため製造原価の把握ともに、工場には常に原価低減への協力が必要となります。

(3) プロダクト・ミックス
この戦略は製品やサービスのメニューをそろえる、つまり品揃えの事といえます。
例えばパソコンであれば様々なタイプのサイズを製品として準備する、それにつながるカメラ、ハードディスクなど周辺機器も充実させるなどです。アパレルを考えるとTシャツ、パンツ、ジーンズで、形、サイズ、様々な色を準備するなどが例となります。
品揃えには何か統一されたコンセプトがほしいものです。会社のブランディングやイメージづくりは、コンセプトによって生み出されます。例えば愛称、カラー、基本デザインなのが考えられます。コンセプトのアイディアをリードするのもマーケッテング部門といえます。ベンツのフロントグリル、車メーカーのエンブレム、ロゴマークなどが象徴的です。新人でも製品の開発時など、コンセプト提案のチャンスはあると考えられます。

(4 )ライフ
同じ製品やサービスは、技術の発達や流行の変化で必ず陳腐化します。つまり製品寿命(ライフ)があるのです。
常に次に投入する製品やサービスを戦略的に考えておかなければなりません。技術的な理由ではメモリ容量や処理速度の進歩にマッチした新型パソコンや携帯端末がその例です。また、サービス面ではアパレル素材の進歩、流行デザイン、エコ対応などがサービスメニューの変化の理由といえます。

(5)期待される人物像、能力アップ
マーケティングは販売戦略を作るにあたっては世界レベルでの市場や技術の動向、市場の分析力、洞察力、コンセプト、情報収集力など多様な要素が期待されます。それらを統合して、自身の会社の強みを具現化する企画役と言うことができます。
社内、社外の人を頼っての情報収集も多いので、人脈の形成と、世界や日本市場が見渡せる立場ともいえます。
何よりも自社の新製品、サービスの方向性に様々なアイディア出しができ、成果は見える形で表れるのでモチベーションも多いに上ることでしょう。
なお、中小規模な経営であればマーケティング部門は、営業販売部門が機能を担うことが多いのが実態です。

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