二十一、宣伝部門はどんな職場?
会社の製品やサービスを世の中に広く認知してもらうため、各種メディアに情報発信するのが宣伝部門の役割です。会社としては、認知を売り上げにつなげるのが狙いです。
宣伝の手段はカタログやポスター、テレビ、新聞、ネットなどによります。製品やサービスの対象も、年齢、性別、時間、目にする場所などで異なりますので、重点化した戦略がとられます。
目を引く広告デザインによって、製品の売れ行きが大きく異なる場合もあります。機能、性能、サービスのどのようなところに特長があるのか、他社とは、どのように違うかなどについても理解が求められます。宣伝担当が特長の理解不足では、購入者や利用者の琴線に触れることは少ないと思われます。カタログやポスター、メディアを使った宣伝も、市場に理解しやすい、魅力ある、感動を与えるなどの要素が問われます。
具体的宣伝手段は、各種メディアに通じた専門の企業へ依頼することが殆どです。宣伝のプロであり、PRセンスもよいし、メディアにも通じているのが理由です。依頼する場合には、対象の仕様、販売ターゲット、特長、コンセプトなどの意思を明確に伝えることが大切です。
宣伝は、このように製品やサービスを、市場に認知してもらい、販売拡大へつなげるための部門です。広告宣伝会社との交流も多いことから、社内的には販売と芸術的センスを有することが望ましいと思われます。
なお、会社自身のPRや報道機関に対する窓口は、広報と呼ばれる部署で行われます。
このため、広報は総務に所属し、製品のPRを行う宣伝部門とは異なる組織であることが多いのです。
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